POEMS DE TEX.

今日の現場は人んちのリフォームで、あ、リホームで、朝行ったら足場ばらしの兄ちゃんがふたり先にきてて足場ばらしてた。
「あ、おはようござぁす」
「あ、おはようござぁす」
現場はチーム戦だかんね、他業者で知らない人とはいえども挨拶はちゃんとしないとな

そんでテキサスも仕事道具広げてスゲー仕事、スゲーしてたらふたりの足場ばらしのにいちゃん達は今日の仕事のペースを掴んだらしく、ペチャクチャと会話しはじめたんだ

うるせーなあ、うるせーなあ、黙って仕事しろよって思ってたが声が耳に入るから、聞くでも無しにずっと聞いてて、うるせーなあ、アハアハうるせーなあと思ってたら、かたっぽが
「あ、俺今日必殺のギャグがあるよ」
っつーから、なんだそれ、マジメに仕事しろよ、黙って仕事しろよ、油断してると足場から落るぞこの暑いのにうるせーなあ
とか思ってイラついたら

「椎間板モロヘイヤ」

って言ったぜ
なんだよそりゃ、チクショウふざけんな
椎間板モロヘイヤってなんなんだコノヤロウ駄洒落かこのクソ暑いのに

そしたらもうひとりの足場鳶が
「なにそれ、全然おもしろくねえ」

って言ってるさなか、日の光もはいらない薄暗い階段の中腹でひとりニヤついてたのが何を隠そうこのおれ、テキサスだ

つ、椎間板モロヘイヤ…！
ウフフーッ！なんだそれー
ウケルー
椎間板モロヘイヤ、フフフ

そしたら
全然おもしろくねえって言った奴が
「あ、ヤバイだんだんきた、だんだんきた、おもしれえ」

って言ったもんだからテキサスニヤつきながら、だんだんきたってって言ってるよ椎間板モロヘイヤがだんだんきたってどんなだよ、椎間板モロヘイヤってなんだよ、どんな椎間板だよ、そしてどんなモロヘイヤだよフフフーッ！

っつってるウチに足場は全部バラせたみたいで昼前にふたりは帰って行ったぜ
椎間板モロヘイヤを置き土産に。

テキサスはそれからっつーもの仕事中も、昼になり飯を食ってる時も、飯食い終わり午後仕事している今でも常に椎間板モロヘイヤに悩まされて、どうしようもないのでこうしてポエムス・ド・テックスにペンを走らせた次第であります

トゥナイダ新中野のライブハウスで、理容師カウカウが理容ショーをやるっつーんで行ってきた

新中野で、ライブハウスの名前なんだっけ、テキサスは初めて行ったライブハウスだったが、扉開けたらカウカウじゃない人達が理容してたぜ
なんだかテキサスはじめて理容ショーを見たもんでおどろいたぜ

そういや何人か久しぶりに会う人達がいてその人達はテキサスにこう言ってきた
テキサス最近なにやってんのって言ってきたんだ

久しぶりにあったあの娘も俺にこう言ってきた
テキサス最近なにやってんのって

だからテキサスはこう言ってやったんだジェスチャーも付けてさ。
携帯でゲームしてるって言ってやったよ三国志タクティクスをやってんだよ

そしたらあの娘
「テキサスはゲーマーになっちゃったんだね」
って言ってきたぜ

そうさ、テキサスはゲーマーになっちまったんだぜ
知らない人達と対戦して勝敗に一喜一憂してんだ
そして試合前、対戦相手に「よろしくお願いします」ってコメントを送ったり、送らなかったりしてるんだぜ
顔が見えないネット対戦だからこそ、逆に人としての挨拶は大切だと思ったり、思わなかったりしてるってわけだぜ

そんな感じでゲーマーになってしまったテキサスだが、なぜだろう？
なぜだろう？テキサスの心の錦は煌々と輝きひとつのくすみも見当たらないないのはなぜだろう？
ゲーマーになってしまったテキサスだが、テキサスの頭上に広がる空に一点の曇りもないのはなぜだろう？

それはテキサスの道は太陽ロードだからに他ならないが、そんなことはどーでもいいよな
ハナシが横道ロードにそれたぜカウカウの理容ショーのハナシだよ

テキサスが着いたらやってた理容ショーがおわって、そのあと、なんかダンスを踊る人達を従えながら、ダンスを踊りながら歌を歌う人達とか見たあとカウカウのショーが始まったんだけど、カウカウは普段理容のプロなだけあってやっぱプロだなあと思ったぜ。やっぱプロは違うよなかっこいいぜしかもキャリアもあるから、はっきり言って髪を理容するカウカウは見てて威圧感すら感じたぜ。
プロには威圧感がある。打席に立つバッターとかステージに立つミュージシャンとか長板坂に立つ張飛のような威圧感だよ。

テキサスのまわりの人達はよくカウカウ・サロンを利用してるみたいなんだがテキサスは一回も行ったことないっつーかテキサスはここ10年、プロに髪切ってもらってなくテキサスまったくの理容いらずなんだが、そーいったわけでテキサスははじめてカウカウの仕事っぷり、そして10年ぶりくらいにプロの理容師の理容っぷりを目撃して楽しかったぜ。やっぱ早いよねプロは。うん早い仕事が早い

そういや会場にロック・バンド・ムスタング・ジャークス・オン・ザ・ギター・高森サトルさんもいてなんだかバンドとか音楽のハナシとかいろいろしたんだが、いろいろグッとくること言ってたよサトルさんは。グッとくるよね、いつもサトルさんのハナシは。テキサスのことも話してくれたよ、どーもありがとう。そんなハナシの内容なんかここで書くこともないがテキサス、グッときすぎてあの時サトルさんには言わなかったけど、もうなんだかしまいには怒られてるような気分になってたんだぜ。
もうなんだがテキサス、携帯でゲームやってるから怒られてるような気分になったぜ

しかし、ゲーマーになってしまったテキサスだが、テキサスの頭上に広がる空に一点の曇りもないのはなぜだろう？
サトルさんの瞳にうつるテキサスの表情に一筋の淀みもなかったのはなぜだろう？

なぜならそれはサトルさんには一切ゲームをやってるっていうことひた隠しにしてたからだぜ！

いろいろライブハウス行って遊んでるテキサスですが、なんつーか有り難いことに行く先々でみなさん方から、バンド辞めてなにしてんの、今なんかやってんの、等々のご質問を頂戴し、テキサスなんぞにそのような気をかけて頂いてありがたいと日々思っている次第ですが、そういった質問をして下さった方々に対しましてはひとつひとつ応答させてもらってますが、今、このポエムス・ド・テックスをご覧になってる方々でテキサスが現在なにをしてるかご存知なく、さらに気にかけてくれているのであればこれを機会としてテキサスの近況を報告させて頂きたいと思います。

ポエムス・ド・テックスも最近更新の頻度が少なくなってまして、そのあたりの原因もやはり今テキサスが夢中になって取り組んでいることに起因するのではと思います。
アクア？いやいや違います
なにか家庭の事情？いやいや、そんなものはありません

テキサス、やっぱ気質なのか好きなもんにはハマっちゃうのよね。うんハマっちゃう。バックリハマっちゃう。
もうバチーンきたね。コレよ、コレ。もうバックバク。

テキサスは現在、携帯電話でゲームをしています。
三国志タクティクスというゲームです。三国志の世界を舞台に、日本全国の知らない人と通信して日々、戦ってます。

これがまたおもしろい！！

携帯でゲームだなんてナンセンスだと思っておりましたが、なんというか

これがまたおもしろい！！

知らない人々と対戦するといろいろな人がいますね
真っ正面から向かってくる人
後からソロソロと近づいてくる人
隠れて出てこない人。
すぐあきらめる人になかなかあきらめない人。
あきらかに上手な人に下手くそな人。そんな下手くそな奴には顔が見えないことをいいことにコイツ下手くそだなあとついつい嘲笑をくれてやりますね

いろいろな人がいます

そんな人達とテキサスは日々戦って、七月にはいり今、現在テキサスは117戦して78.9%の勝率を挙げています
月間成績としてなんとか80%の壁は越えたいと思います

この壁がまた険しい！！

そんなわけでこれからテキサスに会ったら
「よう、勝率上がった？」
とか
「張飛はやっぱつよいの？」
とか
「諸葛亮の調子はどうだい？」

とか言ってもらったほうがハナシが早いからよろしくたのむぜ！
ヨシ、じゃあもう一戦して寝るか！

ひとりリペアラー・黄金のコーボルト・ザ・ムッチがめでたくも結婚するにあたってテキサス・リペアラーに依頼がきた
二次会の幹事やってくれって。あと、なんかバンドで演奏してくれって

幹事はビシッと断ってやった
テキサス幹事なんかできないぜ！
だがバンドはできますんで是非やらせて下さいと申し出た

そうした流れでリペアラーズでバンドを組んだんだ
ムッチをボーカルに、マコッチ、シンスケッチ、べッチンでスタジオ入ってきたぜ。ベッチンはベッケンで当日は出れないんだけど、スタジオで案出したり、ついついサビで早くなっちまう俺達を遅くしたりしてた
あとはシンスケッチにギターを教えたりしてた。シンスケッチは以外と飲み込みが早かった
マコッチとテキサスはビールを飲み込むのが早かった

いやあ楽しかったなあ

新郎のムッチの希望で課題曲が与えられたぜ。マーシーやることになったぜ
結婚式の二次会でマーシーの曲やれんなんてまったく俺達向きで持ってこいってもんだぜ熱が入るってもんだ
課題曲はマーシーこと佐田さんの伝説的名曲「関白宣言」だぜ

いやあ、踊ったり、寸劇的要素があったりと楽しかったなあ

ポエムス・ド・テックスは前回「ポエジー」で、門松職人はこしらえた門松を土に埋めるっつーハナシを書いたんだがひょっとしたら、もしかしたら誰かがそのハナシ信じちゃうんじゃねーかなって頭をヨギッたんだぜ。でも、門松職人が門松を土に埋めるワケないじゃないですか
門松を土に埋めるワケないじゃないですけェ
そして尚且つ門松を土に埋めるのを誰かが信じた時点でテキサスが書いたところによる「ポエジー」の意図が全然伝わってなくてそうすっとテキ的に困った事態になるが、でも、やっぱ、まさか門松を土に埋めるなんてそんなの信じるヤツなんかいねえだろーなって思ってたらテキサスの嫁が信じてたビビッたぜ。なんてこった
全然わかってないポエジーってヤツを！
門松を土に埋めるワケねえじゃねえか冗談じゃねえ、よくそんなんでアレだ、えーと、テキサスの嫁は、えー、アレだな！ああ、アレしてやがんな！！

いいか！俺が言いたいのはな、俺のポエジーが指し示すその先にあるもんっつーのはな、門松っつーのは土に埋まってても埋まってなくとも門松は門松だってことだなんだぜ

わかるか、テキサスのポエジーが指し示す先にはそびえ立つ門松の揺るぎない姿が。目つぶってたって見える類のもんだぜアレはな。そしてその姿は門松であってソレ以上でも以下でもない
ホンモノの門松っつーのは玄関先に飾るのと同時に心に飾るもんなんだ。正月とか季節なんか関係ねえ、門松を心に飾ればいつだって正月気分になれるんだぜ。それがホンモノの門松ってもんだぜ

だが、だがしかし、それでも、それでも門松は畑に埋まってるんだ！わかるかこの動かしがたい事実！　
そうやってどうしょうもないことだって世の中にはあるんだぜ　　

そうゆーふーにしてどうしょうもなく畑に埋まってる門松を引っ張り出してチェーン・ソーでぶった切り、ドラムカンを転がす要領でトラックまで運び荷台に押し込めて、何個も押し込めてテキサスはオヤジとともに街へ出発した。大量のみかんと共にだ

いろんなとこまわったぜ。細かいことわすれちまったが、いろんなとこまわったぜ。

大小さまざまのビルに、おおよそそのビルのでかさに合ったサイズの門松を置いてったよ。割合ちいさいサイズの門松は手で持ってったほうが早いから手で持ってった。でかいのとか特大サイズの門松は重くて持ち上げらんねえから転がしたり、押し台車に乗せて各ビルの玄関まで持ってたぜ

門松持ってきましたっつって担当の人とかビルの管理人とかに言うとタイガイみんな嬉しそうな顔するぜ
ああ、もう正月か！めでたいなあ！みてえな顔するぜ
どうしてそんなめでたい顔するかってあいつらはみんな俺達が玄関に飾った門松を心に飾ったからだぜ
なんともめでたい正月気分の始まりだぜ

でもドデカいビルに渡すときなんかは担当の人は使いパシリの人で、そーゆうヤツは上司に言われたことのみを的確に具現化させるべく、門松を置く位置なんかもトビラから何十センチ、ヨシ。こっちの壁から何メートル、ヨシ。あっちの壁から何メートル、ヨシ。
これなら通行の邪魔にならない、ヨシ。
って感じでハッまったく門松ってもんを理解してなくてつまんねえ小市民担当だぜ
門松が設置されたら心ウキウキ浮かれなきゃ
テキサスなんかは運んでるだけで盛り上がり過ぎてもう、なんか、正月が終わったくらいの切ない気持ちになったもんだぜ

いろんなとこ、いろんな人がいるとこに門松を運んだぜ
中規模の運送会社の玄関に
真新しいオフィスビルのエントランスに
あとは横浜のラン・ド・マーク・ザ・タワーにも門松持ってった

ラン・ド・マーク・ザ・タワーはデカイから門松も特大のジャンボなやつ持ってったぜ
だけどド・マーク・ザ・タワーのほうがもっともっとジャンボだよな
だが門松のすごいとこは逆に門松でラン・ド・マーク・ザ・タワーを包み込んでしまったところだよ
飲み込んでたね。門松はタワーを

おっと忘れちゃいけない。門松でタワーを包み込んだら大量に持ってきたミカンの中から一個取り出して門松にブッサさないといけないぜ

飾り付けだ。門松に飾りついてんだろ、アレだよ
なんか、神社とかで見る変な白い紙とかノシみたいなのとか、変な葉っぱとかを門松にくっつけんだぜ

ミカンは他の飾り付けが済んで最後にブッ刺す。
ミカンに割り箸を突き刺して割り箸の片側を門松なの正面の藁みたいなとこにオッ立てりゃ完成だぜ

そんな作業をしてるさなかにもド・マークには引っ切りなしに人の出入がある。みんなテキサス達のほうを見るよ
タイガイ楽しそうに見るぜ
誰かと連れだって歩いてる人なんかは
「ああ、もうお正月か」
「早いなあ」
とか、親子連れのオヤジなんかは子供に
「あ、門松だ！アレは門松って言うんだよ」
とかって子供に言ってんだ

さあ、ラン・ド・マーク・ザ・タワーの玄関にも俺達は門松を届けたぜ。ここを通る連中の心にも門松が届けられるかは本人達しだいだがな
だが連中のカオ見てるとタイガイの奴らは家までこの門松を持って帰りそうだな

ホラ、このたまたま通りかかった風のサラリーマンのおっさんなんか興味シンシンのホクホク顔で門松眺めてるよ。
ああ、いろいろ質問してくるねテキサスに。でもテキサスはバイトだからわかんねえよ
いろいろ質問されてもこたえらんねえよ
俺、門松のことなんかしんねえよ
でも正解なんか求めちゃないだんろ？
わかってるぜあんたの顔みりゃ。あんたはもうホントの門松、それもデッカイ門松を心にぶら下げってるぜ

それ、家に持って帰れよ
子供にも見せてやれよ
それ、家に持って帰るか

よし、家に持って帰るか

考えてみりゃ今日はクリスマス・イブだなあ
今日は確かヒロシは野球の試合だったなあ
父さん仕事でいつも見に行けなくてごめんよ
今日だってこんな遅い時間になってしまった
母さんももう休んでるかな

ヒロシのヤツはいつもクリスマスにはベットの決まった位置に靴下ぶら下げるんだ
今でもあいつはサンタさん信じてんだよ

帰るの遅くなったけどヒロシのプレゼント、父さんちゃんと持ってきたぞ

喜ぶかな
喜ぶぞきっと。ハハハ靴下にはいるかな
あ、はいるかな、ヨイショほら靴下にいれろ、なかなか入らないな。門松はいらないな。ホラ、もうちょっとだ、門松入るぞ、門松が靴下にはいるぞ、門松が靴下に入るぞ、よかったなヒロシ、ランドマークタワーで手に入れたんだ

門松が靴下にはいったぞ
門松が靴下にはいったぞ

今日は楽しいクリスマス
一足お先にお正月

明けましておめでとう！
明けましておめでとう＆メリークリスマス！
明けましておめでとう＆メリークリスマス＆ラブ＆ピース！！