POEMS DE TEX.

Jun / 2009
Su Mo Tu We Th Fr Sa

123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930

<-neo / vin->

最近のPOEMS

09月17日 禁煙について
07月22日 ララバイの活動休...
04月18日 ジャイアントステ...
07月16日 ネイチャー 曲解説..
02月25日 140223 池袋マンホ..
05月22日 重力の井戸の底
22日 ジャンパー
03月06日 とある日の出来事
02月14日 所信表明 ポエムに..
01月03日 イエーイ

昔のPOEMS...

POEMSサーチ

RSS(2.0)
ポップの話 -3 2009年06月29日(Mon)
花屋の店先に並んだいろんな花を見ていた
 人それぞれ好みはあるけど、どれもみんな綺麗だよ

この中で誰が1番だなんて争うこともしないで
 バケツの中、誇らしげにシャンと胸を張っている

それなのに僕ら人間は、どうしてこうも比べたがる
 ひとりひとり違うのにその中で1番になりたがる



 そうさ僕らは
 世界に一つだけの花
 ひとりひとり違う種を持つ
 その花を咲かせることだけに
 一生懸命になればいい


こまったように笑いながらずっと迷ってる人がいる
 頑張って咲いた花はどれもキレイだから仕方ないね
やっと店から出てきたその人がかかえていた
 色とりどりの花束と嬉しそうな横顔


名前も知らなかったけれど
 あの日僕らに笑顔をくれた

誰も気付かないような場所で咲いてた花のように


 そうさ僕らも
 世界に一つだけの花
 ひとりひとり違う種を持つ
 その花を咲かせることだけに
 一生懸命になればいい


小さい花や大きな花
 ひとつとして同じものはないから

ナンバーワンにならなくてもいい

 もともと特別なオンリーワン


  槇原敬之 『世界に一つだけの花』


ポップの話 -2 2009年06月28日(Sun)
俺達がロックやんのはなんでかっつーと、なにかしらに不満があるからだ。

ドカーンと行きたいぜ

ソー・スウィートな感じで暮らして行きたいぜ

あとは充足されない自身の生きる魂をナニカシラに昇華させたいとのたうちまわる姿こそがロックだろう?

つまり楽しく愉快にやりたいってことでよろしかったでしょうか?


ロック最高!俺達最高!
て言いたいんだ。
生命をバクハツさせんのはロックだ!

俺にはロックしかない!

そんでロールさせたいんだ!
ロックをロールさせんだ!

俺達はそのように、叫びたいんだ。




ハッ!なめんじゃねえ!

テキサスっくらいマットウに税金を払い国保も払い年金もちょっとだけ払い健全に生活を送ってる一般的な保守感覚を備えたロウ・サイダーにしてポップ・マンからしたら実にふざけた言い分だぜ

腐れバンド・マンみてーな奴らの言い分を受け入れてんのは社会だ。
腐れバンド・マンが貧窮な生活環境ながらライブをはじめ音楽活動をやっていけるようにしてんのは取りも直さず、社会の懐が深いからだ。

つまり、あんま労働しなくてもメシが食えてさらにバンドも出来ちゃうなんてのは社会全体の恩恵があってこそなんだよ。



人間個人が不満を爆発させながらも生活を送れるなんて、経済が成熟した状態じゃねえと成り立たねえ。
貧乏な国に生まれたらロックどころじゃねえよ。

そんで、そのように発展して成熟された経済の上に乗っかる文化っつーものに対する、カウンター・カルチャーとして生まれたのがロックだぜ。

異議申し立てを行うロックというカウンター・カルチャーは、確かに威力があった。みんな結構ロックとか聞くようになった。
ロックは大衆文化としての地位を得た。

ただしそれは、資本主義経済下で巨大産業の消費システムに取り込まれた上での話だぜ。

バンド・マンは売れたい。
ロックして生活したい。
それはつまり、巨大産業の消費システムに飲み込まれたいってことだ。


資本主義経済を支えてるのは誰か?
消費システムの根幹を為しているのはなにか?

言うまでもなくそれは俺達ポップ・マンであり大衆だぜ。


そんな消費する大衆の横でなにがロック最高だ

生かさ(れ)ず殺さ(れ)ず、しかしロックできるのは誰のおかげだ?

お前のバイト先のお客様は誰だ?


消費者様でしょうが。

大衆でしょうが。


   〜つづく〜


ポップの話 -1 2009年06月27日(Sat)
マイケル・ジャクソンはポップスの帝王とかって呼ばれてたけど、本人には微塵もポップなところがなかったね

むしろその巨大なキチガイ性がジャクソンの毛穴という毛穴から吹き出しまくって世界を覆ってたようなもんだぜ

リキテンスタインやウォーホルなんかも一緒だぜ。
ポップ・アートの旗手なんて言ったら聞こえはいいが、あの人たちなんかはただの変態おじさんだ。


なんでポピュラリティーじゃない人達が大衆の冠を戴けるのか。


…不思議だぜ!



そんじゃあジャパニーズ・ポップスの最高峰にして
「徘徊の裸(ラ)マップ」
ことSMAPの草なぎさんのはなしをしよう

草なぎさんはある日の夜遅くに街を徘徊した後、公園で裸になりシンゴ〜と叫んで逮捕されたのは春先の暖かい日差しの中の有名なエピソードだ。


日本が誇るメディアの並々ならる努力と緻密な取材の恩恵を受けて、俺達は草なぎさんが当夜辿った足跡、すなわちどこどこで何杯飲んだあと次の店でもナニをドレくらい飲んだかだとか、事の顛末をこれでもかっつーくらい詳細に知ることが出来たワケだぜ



メディアに感謝! 


そして、あの一連の草なぎさんの大騒動こそが「ポップ」そのもので大衆のパワーだぜ。



  〜つづく〜


ポップ・オブ・ポップ 2009年06月27日(Sat)
若い世代。

取り分け若い世代。

それはもう、幼児とか赤ん坊とかの世代。

この先、10年とか20年とか経って彼らが大きくなった時にさあ、何処からかやたらめったら歌が上手くて 踊りも達者な人が世に飛び出してきてバーンと世界を席巻するとすんじゃん

それはそれはスゲー人気なわけだよ

世界中を虜にするんだ

スーパー・スターの登場だぜ

今はまだ幼児とか赤ん坊の奴らが、未来ではやっぱり、みんなと一緒にそのスターに熱狂するんだよ



凄い!

かっこいい!

イカしてる!!


若い彼等は口々にその未来のスターを褒めたたえてはポッポポッポと紅潮すんだろうよ。


そんな中、僕はポッポポッポしてる奴らに言ってやるんだ

若い奴らにこれみよがしに言ってやるんだよ


「マイケル・ジャクソンのほうがかっこいいよ」って。




若い奴らはポップの帝王を知らないんだ!


今から生まれて来るヤツはマイケル・ジャクソンを知らないんだ!

テキサスはマイケル・ジャクソンとは地球で31年一緒に暮らした。

三沢とも31年。

清志郎とも31年一緒に暮らした。


そういやジョン・レノンとも2年間の月日を地球の上で一緒に暮らしたぜ。

羨ましいだろう。


ピカソとか三島由紀夫とか最澄とかゴータマとかイエスとかマンモスとかとは一緒に暮らしたことない。


あとの人とは、テキサス、大概は一緒に暮らしてると思うよ。


俺が世界の真ん中ならば 2009年06月25日(Thu)
俺が世界の真ん中ならば

俺が忘れたものはなんだろう

あの時、あの場所、どんな顔

全然思い出せないぜ


世界のちょこっと片隅で

俺が息をしてるのなら

俺が忘れたものはなんだろう


俺が忘れたものは

世界に混ざってもう見えない