POEMS DE TEX.

そういった意味ではね

理屈でモノを考えた時に、質量保存の法則ってもんは厳然とあってですね

物質であり質量であるテキサスは死んで焼かれようが、海に投げ込まれようが、土の中で虫に食われようが、マテリアルとして次の物質に転じるのですよ

テキサスを構成していた物質は水分が殆どですから、それらは空中に飛散して雨となるかもしれません

その雨で植物が花を咲かせるかもしれません

花の蜜を虫達は運びます

虫達は鳥に喰われ、その鳥を貴方が喰うかもしれません

え？貴方はワタシを喰っちゃうの？
それって凄くないですか

つーか、最短距離で雨になったテキサスを貴方は飲むかもしれません

つまり、今生きている我々が水を飲むということは、昔「誰か」とか「何か」であったナニモノかの中で、水として抽出されたものを水として飲んで生きています

しかしながら元素としての水は水。

H2O以外の物質も然別

タンパク質はタンパク質

鉄は鉄

それら多種多様なモノが集まり

今テキサスはここに居て

昔それらはナニかであって

死して後は解散の号令と共にテキサスは雲散霧消したかに見えたテキサスでありましたが、またナニかとなって現れます

それは同時期に鍾乳洞に伝う滴に転生した貴方の一部かもしれないし、金木犀の花の一部かもしれないし、太陽に吸い込まれたりするかもしれないし、汚泥の一部であったり、カーペットのシミになったり、ギターの弦の錆になったりします

そしてテキサスは、貴方の一部や金木犀の花の一部や、太陽の一部や、汚泥の一部や、カーペットのシミや、ギターの弦の錆で出来ています

ちなみに、千の風にはなりません

最初に理屈でモノを考えた時にと書きましたが、これらの厳然たる理屈は、実に理屈っぽいけど実は、実に空想を越えたロマンチックだと思いませんか？

実にロマンチックだと思うぜ

そしてあらゆるモノが、あらゆるモノが、ですよ？！
あらゆるモノが質量を保ちながらこのように時間を越えて混じり合い、芋が出来上がったり人間が出来上がったり鉱物が出来上がったり猫が出来上がったりするわけで、わけわかんねえ感じですから、マッタク、この世に不確定要素が散在していのは当たり前のことだとテキサスは感じます

不確定要素とは、イワユル、神秘的礼讃に繋がるようなナニかです

キセキ、ユーレイ、ゼンセ、マカフシギ

そんなもんは、あって当たり前です

だってワケわかんねえ世の中ですから。

詰まりテキサスはナニが気に喰わないって、本来は物理的法則上、至極フツーで冷静な物質の循環で、だけれどもとってもロマンチックで不思議に充ちてる「輪廻転生」ってもんをね、ワザワザ仰々しくわざとらしいもんに仕立て上げ、ましてや商売にしているスピリチュアル的な人とか宗教屋ね

コレらがなんだか昔からえらい腹が立つ

前世は、あるよ

循環としての前世は。

霊魂など、ない。

イワユル霊魂的なものは不確定要素としてあるかもしれないが、人間のインテリジェンスはやがてそれを説き明かすだろう

スピリチュアル的な人がよく言う前世でナニがあったから今こーだとかってハナシは本当に心底下らないハナシだと思う

ロマンチックに見えて、ロマンチックじゃない

想像力を掻き立てるように見えて、想像力の幅を狭めてる

宇宙の外にまで意識を飛ばせるように見せて、その実、宇宙を小さく捉えてる

因果はそんな単純なもんじゃない。んじゃない？

なぜか？

スピリチュアル的なもんを肯定してる時点でそこに探求の終着が出来るからだ

スピリチュアル的なもんは考えるのを止めてしまう

思考がそこで途絶えてしまう

人間はそんな薄っぺらいもんじゃない

知性は、常に立ち向かう

冷静かつロマンチックに立ち向かう

目が醒めている人間は夢を見ないんだ

白昼夢ってのは、もっとリアルで美しい

科学イカしてる

科学ソー・スウィート

探究心こそが想像を絶するメルヘンを生むよ

リアルがメルヘンだぜ

だからスピリチュアル的なもんを見たりすると逆にラブ&ピースなめんな、人間なめんなって気になってしまいますね

そして今回何故、テキサスがいきなり質量保存がどーのとか言ってスピリチュアル的なもんをダラダラと否定したかといいますと、なんかケータイ開いてなんかのページを見てて、ミクシーかな？なんかのページの宣伝で江原啓之氏監修の「夢、とかオーラとか診断します」みたいな宣伝があって月額315円とかっつって、それにカチンときて、いつまでこんなモンが流行ってんだとイラついたので書きました

しかしなんでテキサスはこんなにスピリチュアル的なもんとか気にくわないのだろう

あ

…これは前世でなんかあったとしか思えないぜ！

ああ、チクショウ、説明しちまった
いろいろ説明しちまったぜ

求められてないのに説明しちまったぜ

説明はダサいのにだ

一言で良かった

今度のライブはドクターで18日

そしてギターを弾く渡部の前世はギターか、もしくは、14800円のイヤフォンだということだ

例えばさ、ブルース・リーの

「Don't think, feel!」

ってあるじゃないですか

考えるな、感じろ！！

ってさ。

おお、考えるな、感じろ！ってカッコイイ！
と、ロックなフィーリングにもソー・マッチしてて、結構みんなそんなドントシンクな感じで、ヤレ、考える前に跳べ！
だとかロックは腰で感じろとか、いろいろなフィールで煽り煽られるじゃないですか。

それは正しいぜ

テキサスだってなにも考えない

考えるな！
感じろ！

コレに尽きるとテキサスも思う

でもブルース・リーは宗教哲学者のクリシュナムルティって人の影響で
「Don't think, feel!
を編み出したのを知っていますか？

クリシュナムルティはもともとはインドの宗教家だったんだけど、真理へ到達する為には宗教は必要ではないと宗教を否定し、それどころかあらゆる価値観とか観念を否定したアウトサイダーっぽい哲人だけど、たぶんテキサスは察するにクリシュナムルティは考えて考えた上で考えるな感じろ的になったと思うんですよね

テキサスは哲学なんか、所詮は空理空論だと思う

しかしながら、哲学が実際の世の巷間に浸透し影響を与える例は無数に、あるいは無限に、もっと言えば空理空論でもなくねえ？とも思うぜ

Don't think, feel!

もその一例だと思うぜ

つーか、いろんなもんが入り乱れてておもしろいなあと思う

この世界に住む俺達は

質量保存の法則に則って

輪廻転生が宿命付けられている

万物流転

そして流転してる全宇宙の質量とエネルギーの総和は

ゼロなんだ

物理学者やゴーダマあたりはそのへんを見破った

そんな当たり前のことを

さも仰々しく

あなたの前世はヨーロッパの貴族で
アレしたコレした

とか

あなたの前世は武士で
アレしたコレした

とか

来世は素晴らしい

とかって

とてもじゃないが
仰々しい仰々しい

リアルじゃないぜ

メルヘンメルヘン

リアルにいったら

俺の前世は、俺のベース・ギターだぜ

俺のベース・ギターの来世は

マティーニのトランペットだぜ

トランペットの前世はツトーン・ホリデーその人

ツトーン・ホリデーの現世は

ジャッキー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイヤモンド

そしてジャッキーの来世は

みんなの宝だ

そんなワケで澤村のジャッキーおじさんが今回ドラムを叩いてくれます我々

ジャッキー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・トランペッターズ

のライブがあります

10/18(日)

“DOCTOR SUPER SELECT”

●鮭酢豚
(修豚 from 30%レスファット，サモン from ゲタカルビ/ケンヂ&トリップス，TARSHI from LONESOME DOVE WOODROWS，ゲンちゃん from ダラックス，ナオ from BUZZ HOUSE)
●the NEW AGE
●ザ・トランペッターズ
●ぬ界村
●RAT

open18:00/start18:30
前売り\2,000/当日\2,500(Drink代別\500)

僕らの出番は１番手の6時30分から！

質量保存の法則に則って頑張りたいと思います。

よろしくお願いします。

いつだったかベッチンとオーディオ見た

居並ぶ商品を試聴しまくりコレはアレに比べたらアーだコーだと論評してまわった

テキサスもベッチンも今の音楽聞く環境に満足してないから

新しいの欲しいな買いたいな
買いたいな欲しいな
欲しいな買いたいな
買いたいな買えないな
買えないな買えないな

ピカピカのオーディオ・セットに憧れ冷やかしまくっていた

でも10万こえるようなやつは熱心には冷やかさないぜ
金額に現実味がなさすぎてつまんねーから

だから俺らの手が届きそうな範囲のものを熱心に冷やかしたんだがその中にビクターのヤツがあってスピーカーがウッド・コーンでウッドウッドしててとにかくウッドの温もりが、とにかくウッドの響きが、とにかくこのウッドをくらえみたいのがあってそれがスゲー良かった

セットで五万とかそんくらいだったかなあ？

何がウッドだよ、ウッドとかっつっておすまし決め込んでんじゃねえぞ！ふざけやがってとベッチンとふたりで、だったら試してやろうじゃねえかと試聴してやったら、あっ、つって、あれっ、つって、お、え、っつって、やっぱ木だと鳴りが違うネなんて言っちゃってスゲー良かった

でも買わないよ
冷やかしただけ

とにかくウッドってスゲーなあって思った

今年の春くらいだったか、テキサス、拾ったイヤフォンをイヤフォン不足だったベッチンにあげた

安っぽい木目調のプリントがされたショボいスカスカの音がするイヤフォンだったからあげた

その頃はもうテキサスは南無ポッドしてたから、それがいいイヤフォンだったら譲らないぜ？

そんでテキサス、昨日もベッチンと秋葉原のヨドバシに行ってきた

目的はテキサスが新しい、良いイヤフォンを手に入れる為で今回はヘッド・フォンとかイヤー・フォンを試聴しまくった

そんで買った
7000円もはたいた

オーディオ・テクニカのヤツ

BOSEのあのBOSEっぽく加工された音は、いつか自分のモノにして消化しなければならない音だと思ってたからBOSE狙いで行ったんだけど、BOSEは一万二千円くらいしたんで止めた
それだったらイヤフォンじゃなくて二万円出してヘッド・フォン買うよ

二万円出すんだったらもう一万乗せてもっといいヘッド・フォン買いたいなあ

三万円出すんだったらもっと貯金して五万円貯めてあのビクターのウッドウッドしいの買いたいよ
っつーことで、オーディオ・テクニカのイヤフォンに落ち着いた

まあ当然イヤフォンひとつとってもさ、値段なんかピンキリでBOSEも一万越えてるし、なかには三万円するヤツとかもあって上を見たらキリがないが、オーディオテクニカ七千円は今のテキサスが手を出せる最大限の品物だった

オーディオ・テクニカに決めた決めては金額だ

七千円だったから買った

低音がとにかく凄いみたいなウリだったがテキサスは低音はどうでも良かった
どうでも良かったワケじゃねえが低音が凄いのにこだわってたワケじゃねえ

七千円だったから買った

いいか、七千円だったから買ったんだ

そんで購入してベッチンを探しに行ったらベッチンはオーディオ・コーナーでまた、例のウッドウッドしてるスピーカーのとこで試聴してた
ああ、また聴いてるよ
よっぽど気に入ってんだな

そんでさらになんとなくまたイヤフォン、ヘッドフォン・コーナーを眺め練り歩いてたら、ガラス・ケースの中にビクター製のイヤフォンがイチ押しでディスプレイされてた

商品の説明書きにはウッドが際立っていてウッドの温もりが素晴らしいウッドの響きを喰らえみたいなことが書いてあった

ああ、ビクターさんはスピーカーだけに留まらずイヤフォンとかでもウッドウッドしいのを売り出してんのかと感心した

内部の図面がポップに書いてあって、見れば精密な構造でふんだんにウッドが使われてそうで、いかにも良さそうだ

値段もズバリ一万三千円。

うお！高い一万三千円。

BOSEのヤツより高いぜ
この店の最高ランクに属する金額だぜ

そしたらベッチンが
驚くべきことを口にした

「あれコレ俺のじゃね？」

っつってモゾモゾとポケットにしまい込んでいたイヤフォンを取り出しディスプレイされてるビクターのウッドウッドしてるのと見比べた

そんなバカな！そんなワケあるか！
あのテキサスが拾ったショボショボの木のプリントがされたイヤフォンがこの一万三千円と同じワケねえぜ

と思ったら間違いない

ソレ、コレだった

ベッチンのイヤフォン、一万三千円のヤツだった

テキサスがプリントだと断じてた柄は天然ウッドだった

しかしふたりともにわかに信じることができなかった

そんなバカな！？

このショボショボが？

見た目がショボけりゃ音もショボイ。ショボイ音っつーのはテキサスだけの認識じゃなくてベッチンも同じ認識だった

だからその場でベッチンのイヤフォンを聞いて確かめてみた

…そんなバカな！

あいかわらずショボイぜ！

一万三千円がこんなショボイわけがねえ！

ディスプレイの一万三千円を見てみた

そんなバカな！

このショボイのと同じ見た目じゃねえか！

ベッチンのイヤフォンを聞いてみた

そんなバカな！

一万三千円がこんなショボイわけねえ！

ふたりで代わる代わる聞き直した

もう一回聞かせて
もう一回聞いてみる

店を出て近くで一服しながら

ちょっともう一回聞かせて
ちょっともう一回聞いてみる
と更にやった

どう聞いてもショボかった

テキサスの買いたてテクニカも聞いてみた

良かった

ちょっともう一回聞かせて
ちょっともう一回聞いてみる

一万三千円がこんな音のワケがない

テキサスとベッチンは一万三千円という数字のプラシーボ・マジックにかかってどうしても、このショボイ音を信じることができなかった

テキサスに到っては、プリントとかっつってあんなに安っぽい外見と思ってたのに、今見たらもう、本当に高級感の漂う心底上品で気品のあるデザインだと関心していた

プラシーボ効果

今はプラセボとかともいうのかな？

アレ、最近の研究でプラシーボの対象となるモノの金額によってもその効果が変わることが判明したらしいぜ
そんな記事をテキサスは先日目にしたばっかりだった

まさに一万三千円という数字はテキサスの最高のプラシーボを引き出したぜ

全然信じられない
ショボイ音が全然信じられない
俺達の聞き方に問題があるんじゃねえか耳への挿入角度が違うんじねえか、あ、もっと押し込むんじゃねえか、あ、コレこのゴムがおかしいんじゃねえか、あ、コレこのゴミ、これゴミ詰まってんじゃねえか

散々やった

散々やったがやっぱよくわかんなかった

もはやプラシーボ効果により「ショボイ」という単語を用いるのも憚り、「よくわかんない」と軟化し、プラシーボに譲歩し、プラシーボを尊重した物言いとなった

一万三千円というプラシーボ効果は俺達の、このイヤフォンは「ショボイ」という感覚さへも凌駕した

帰りの電車でもケータイのネットで、「よくわかんない」イヤフォンのことを調べた

メーカー希望価格14800円だった
最近のプラシーボ研究による法則に乗っ取り、差額の1800円分のプラシーボ効果が上乗せされた

だから、今、プラシーボのなんたるかが知りたいヤツは俺達に聞いてくれ
最高のプラシーボ・パフォーマンスを見せてやるぜ

とにかくわかったことは、ウッドウッドに恋い焦がれていたベッチンはもう何ヶ月も前からウッドウッドしてたってこと。

あとミスったのは、あのディスプレイされていた一万三千円のイヤフォンを試聴しなかったということ

あのイヤフォンを試聴しないかぎり、俺達のこのプラシーボ・マジックは解けないということ

…さあ、それでは今日の昼間にベッチンから来たメールを紹介しよう

「イヤホンいじったら良くなった！
気がする！14800円だし！」

この見事に純粋なブラシーボ・メールにテキサスが付け加えることはなにもない

いたよ、とうとう見つけた

テキサスは見つけたよ

ミスター・プラシーボを。

その男の名はベッチン

ヒー・イズ・ミスター・プラシーボ

ブラボー・プラシーボ

ボビ？ボビーバ？ボビバ？の、退団スピーチ、テレビで今見たけどすごい良かった
グッときちまったぜ

テキサスは千葉ロッテの試合を見に行ったことないが、あ、でもなんか昔仕事しにマリンスタジアムに行ってそのまま試合を見たことはあるが、別に千葉ロッテのファンじゃないしボビバのこと好きだったワケじゃないけど、今日、ボビー・バレンタイン監督の退団の日にバレンタイン監督のことが好きになった

スピーチが良かった

スピーチ終わったあとファンに向かって四方にお辞儀したのも良かった

でもなんで外人ってあんなにお辞儀がヘタクソなんだろう

それについてはテキサス、知ってるんだけどウチの一歳に満たない娘はもうお辞儀するんだよね

テキサスがぬいぐるみを持ってぬいぐるみにお辞儀させてコンニチワと言うと、ピョコンと娘もお辞儀する。お辞儀したりしなかったりする。
まだ未完成だがテキサスは気が付かないうちに娘に対して、まさにお辞儀の0歳時教育でもってお辞儀エリートになるための英才教育をナチュラルにスタートさせていたわけだぜ

だって日本人だったら、みんなもそうなると思うが、テキサスはぬいぐるみを持ってそのぬいぐるみを擬人化して
「コンニチワ」
と言わせたら、ぬいぐるみの首に角度付けるだろ？

ぬいぐるみを直立のまま
「コンニチワ」
させないだろ？

コンニチワっつったら軽く頭下げるだろう？

これだよ。これが日本人を育てるリアルでナチュラルな教育だよ

子供だって最初はなんだかわかんないうちにぬいぐるみのマネして頭を下げてると思うんだがそのうちに動作は板について「コンニチワ」の挨拶にお辞儀がセットになるだろう

「コンニチワ」でピョコ
「イタダキマス」でピョコ
「ゴチソウサマ」でピョコ
「サヨウナラ」でピョコ

徹底してるよな。

だからたぶんボビバは赤ん坊の時、親がぬいぐるみを持って
「ハイ！ボビー！」
って言ったときに、ぬいぐるみはお辞儀してなかったんじゃないかと思うぜ

逆にスピーチの最後にボ・ビーが言ったセリフ

「ミナサン、アイシテイマス！」
これ、このアイシテイマス。

これは俺達は専門外だぜ